お薬について
ジェネリック医薬品について
先発医薬品は新薬として販売されたお薬で、ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に販売される、同じ成分で同じ効果を持つお薬です。
このジェネリック医薬品は、開発期間が短く、開発コストも大幅に抑えられるため先発医薬品よりも価格が安く設定されます。
ただし、薬の種類によっては実際に窓口で支払う金額にほとんど差がないものもあります。
また、特許の切れていない先発医薬品など、ジェネリック医薬品が存在しないお薬もあります。
ジェネリックとは「普及した」「一般的な」という意味です。先発医薬品の2~7割程度の価格で販売されるため、患者様のお支払いの負担を減らすことができます。
患者様に安心してお薬を飲んでもらえることが第一ですので、ご要望に応じて薬剤師が丁寧にご説明します。
服用方法について
「食間」とは、食事をとってから約2時間が経過した時間を指します。食事と食事の間のことですので、食事中に服用するという意味ではありません。服用時間はお薬の性質に基づき決められますので、定められた時間に飲まないと効果に影響を及ぼしたり、副作用を生じたりすることがありますので、指示のとおりきちんと服用するようにしてください。
時間を決めて服用するのは、なかなか大変なことです。飲み忘れないように、お薬は食事と関連づけて処方されることがあります。
食後だと胃に対する負担(刺激)を軽くします。このような理由で食後の指示となっているお薬は、食事をしなくても服用してください。
ただし、鎮静剤など胃腸障害の起こりやすいお薬は、その負担を軽くするため、少しでも何か食べてから服用してください。あるいは、やや多めの水で服用するようにしてください。
粉薬を飲みやすくする方法があります。また、お薬の中には、飲みやすい他の剤形に変更できるものがあります。薬剤師にお気軽にご相談ください。
発作や症状がひどいときにお薬を飲むことです。
食後などの決まった時間ではなく、症状が出たときに飲みます。1日の服用回数や服用間隔に決まりがある場合があるので、お薬をお渡しする際に薬剤師からご説明します。
正しく服用することで症状の悪化や副作用の防止につながります。
水に溶かすなど、さまざまな方法があります。
お薬の成分や形によって、食品と混ぜると苦みが出たり、期待する効果が出ない場合があるので、必ず薬剤師に相談してください。
こちらでは、その一部をご紹介します。
粉薬にごく少量の水を混ぜて練り、お団子状にしたお薬を口の中に塗ります。その後、お水を飲ませ、流し込みます。
水で溶いてスプーン、スポイトなどで飲ませます。
市販のゼリーオブラートを活用し、飲ませます。
※お薬をミルクに混ぜるのは避けましょう。ミルクの味が変わることで、ミルク嫌いになってしまう場合があります。
さまざまな薬の種類·形があるのは、薬から得たい効果をできるだけ効果的に、長く得られるよう工夫しているためです。薬の成分によって、効率的に体に吸収される経路や、長く効果を持たせるために必要な条件は異なります。
また、実際に薬を使うときのことを考えると、どんなに効果的な薬であっても、飲み込みにくい大きさだったり、刺激や強かったり、変なにおいがするものだったら、使うたびにストレスを感じ、使うのがいやになる可能性があります。
副作用やアレルギーについて
患者様の体質や体調、生活習慣、薬の性質や使い方などさまざまな要因があります。
副作用が起きた場合、早期に対応することが非常に大切です。何かおかしいと思ったら、すぐに薬剤師に相談してください。
「医薬品副作用被害救済制度」により、医療費などの給付が受けられます。
医薬品を正しく使っていても、副作用の発生を防げない場合があります。本制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、その副作用により入院治療が必要になるほど重篤な健康被害が生じた場合に、医療費や年金などの給付を行う公的な制度です。
お薬の取り扱いについて
湿気・日光・高温を避けて、お子さまの届かない場所に保管しましょう。多くの薬は室温保存(1~30℃)で問題ありませんが、中には「10℃以下の場所(冷蔵庫)に保管」「缶などの気密容器に保存」といった注意が必要なものもあります。湿気を避けるために冷蔵庫に保管すると取りだした際、結露により、かえって湿気を帯びることがありますので避けてください。
飲み忘れて余ってしまった薬がありましたら、薬局にお持ちください。薬剤師が薬の状態や数を確認し、処方日数を調整してもらえるように医師に連絡したり、次回の診察の際に直接 医師に残薬を伝えられるようなメモを作成することもできます。
その他
処方された薬の種類にもよりますが、薬の効果がなくなってしまったり、副作用が起きる場合があります。同時に服用する際は、薬剤師に相談してください。かかりつけ薬剤師を持つと、24時間お薬についてのサポートが受けられます。ぜひご利用ください。
薬局のご利用について
処方せんについて
「保険薬局」「保険調剤」「処方せん受付」などの表示のある薬局であれば、どこでも調剤してもらえます。お好きな薬局にお持ちください。かかりつけ薬局を決めておくと便利でしょう。
ウインググループの店舗一覧は処方せんは、交付日を含めて原則4日以内が有効です。また、有効期限を指定した処方せんは、その有効期限内なら、いつでも調剤します。
定められた一定の期間内に繰り返し使用できる処方せんのことです。
リフィル処方せんは、症状が安定している患者様に対して、医師がリフィルによる処方が可能と判断した場合に、処方せんの「リフィル可」欄にレ点を記入し発行される繰り返し使用できる処方せんです。リフィル処方せんの総使用回数の上限は3回までとなっていますが、新薬や麻薬、向精神薬、湿布薬など一部のお薬は処方ができません。
処方せんを紛失されますと保険調剤薬局にてお薬を受け取れません。
処方せんの再発行には、医師の診察が必要となりますので、お問い合わせください。
- 処方せんの再発行は、医療保険が適用できず、診察料・処方せん料が自費となります。
- ·保険調剤薬局にてお薬受け取り後の処方せんの再発行についても、医療保険が適用できません。
病院での診察料·処方せん料及び薬局でのお薬代どちらも自費となりますので、ご注意下さい。
待ち時間について
皆さまに安全にお薬を使用していただくために、お薬をお出しする前に薬剤師がしっかりと確認を行っております。
長時間お待ちいただき、大変申し訳ございません。少しでも早くお薬をお渡しできるように、私どもも努力しておりますが、一方で皆さまに安全にお薬をお飲みいただくために、処方せんの不備やお薬の飲み合わせなどがないか確認をしたり、別の薬剤師が鑑査を行うなどいくつかの工程を経てお薬をお渡ししています。このためにお薬の内容にもよりますが、待ち時間をいただいております。
お薬手帳について
お薬手帳には、いつも飲んでいるお薬や、これまで飲んだお薬の履歴、アレルギーなどの大切な情報が書いてあります。同じお薬の重複投与を防いだり、飲み合わせの悪いお薬を飲んでしまうことや、体に合わないお薬を再度処方されることを回避したりすることができます。また、お薬に関する質問やお困りのことを記録することで、次に薬局を訪れた時にアドバイスを受ける伝言板として役立てることもできます。
お薬手帳は、医療機関で医師に見せたり、薬局で薬剤師に見せたりすることで、ご自身の体調やお薬の服用状況などについてすばやく把握でき、治療に役立てられる大切な情報です。外出先で思わぬ怪我や体調不良に見舞われた場合、お薬手帳は適切な治療を施す手助けとなるでしょう。特に、持病をお持ちの方は万が一に備えて肌身離さず持ち歩くことが大切です。
お薬手帳は、何冊も持ってしまうと薬の履歴管理のメリットが出なくなってしまいます。どこの薬局で受け取ったお薬手帳でもかまいませんが、情報を1冊にまとめることが大切です。
お会計について
現金、各種クレジットカート、各種QRコード決済、交通系ICなどさまざまなお支払方法がございます。
その他
正しい保険請求ができるよう、毎月の保険証確認を保険の審査支払機関より依頼されております。もし保険資格を喪失していたり、窓口負担の割合が変わっている事が確認できないと、保険請求が認められず、後日その費用を患者様にお支払いいただくことになる場合もあります。そうしたことが発生しないよう、日頃から患者様にご協力をいただき、保険証を確認しています。
それぞれの薬局が満たす基準や条件によって保険の点数(国から決められた金額)が違うため
厚生労働省に定められたさまざまな基準を満たすことで、薬局は点数が変わります。つまり、地域の患者様のために、より良い支援を行う体制を整備して実施している薬局と、そうではない薬局とでは、同じ薬をもらう場合でも料金が変動するのです。薬局における支払いは、厚生労働省が定める「調剤報酬点数表」によって決まっています。
サービスについて
オンライン服薬指導について
パソコンやスマートフォンのビデオ通話機能を使って薬剤師からお薬の説明(服薬指導)を受けることです。服薬指導を受け、ご自宅まで配送いたします。※お薬の種類によっては配送対象外のものもございます。詳しくはご希望の薬局までご相談ください。
ご自宅などの薬局以外の場所から服薬指導を受けることができ、落ち着いた環境で服薬指導を受けられます。移動時間や待ち時間も減らすことができます。また、電話とは異なり薬剤師の顔を見て会話ができるので安心してお話しいただけます。
スマートフォンやタブレット、パソコンがご利用いただけます。
パソコンをご利用する場合は機器によっては別途カメラやマイクが必要になります。
ご自宅まで配送いたします。ご来局での受け取りも可能です。
※お薬の種類によっては対象外のものもございます。詳しくはご希望の薬局までご相談ください。
在宅医療について
- 費用はどのくらいかかるのですか?
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通常のお薬代に加えて訪問に関わる費用が発生します。費用は下記の通りです。
- 在宅医療を受けることができる条件は?
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医師が認め、薬剤師に対して訪問指示を出していただいた方
- 自宅での薬の使用や管理に課題、不安があると医師が判断した方
- 歩行困難や認知機能の低下があり、通院や来局が困難な方
- サービスに対して同意をいただいている方(同意書を記載いただきます)
※まずは受診している医療機関の医師や当社の薬剤師、居宅介護支援事業所のケアマネジャーなどにご相談ください。
- 訪問が可能なエリアは?
-
東北エリア:
岩手県
(盛岡市・矢巾町・紫波町・花巻市・滝沢市・雫石町・岩手町・八幡平市・一戸町・二戸市)
青森県
(五所川原市)関東エリア:
千葉県
(松戸市・柏市)
埼玉県
(さいたま市・川口市)
東京都
(全域)
神奈川県
(横浜市南区・中区・西区・磯子区)※保険の種類によっても制限がございますので、対応エリア外においてもお気軽にご相談ください。
- 現在介護保険を利用していますが、一緒に使用することはできますか?
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ご利用いただけます。介護保険をご利用の場合、居宅療養管理はケアプランに含まれませんので、他の介護サービスには影響を与えません。
処方せん事前予約について
各薬局の公式LINEを利用して、処方せんの写真を先に送っていただき、待ち時間なしでお薬を受け取れる便利なサービスです。
店舗一覧のページから公式LINEのお友達追加ができます。
店舗一覧はかかりつけ薬剤師について
薬局・薬剤師は、患者様ひとりひとりの服薬状況をしっかり把握し、薬の効能効果はもとより、薬の飲み合わせや副作用などの相談をはじめ、地域で暮らす方々の日常の健康相談に24時間対応すべきとの考えにより、平成28年4月から「かかりつけ薬剤師」の制度が制定されました。
「かかりつけ薬剤師」を持つと、毎回、同じ薬剤師が対応しますので、患者様それぞれの生活習慣、体質、薬の服用歴を踏まえ、飲み方や注意点をご説明できます。
また、健康食品やサプリメントとの飲み合わせなどについても、お気軽にご相談いただけます。
【かかりつけ薬剤師のメリット】
1. 毎回、同じ薬剤師が対応しますので、相談しやすくなります。
2. いつでもお薬の相談をしていただけます。お家に帰ってからでも疑問や不安なことがあれば、お電話で、ご相談に応じます。
3. 健康食品やサプリメントとの飲み合わせも含め、使用している全てのお薬を総合的に管理します。
4. 服薬がうまくできない、たくさんのお薬が余っているなどお困りの場合は、服薬指導やお薬の整理をします。
「かかりつけ薬剤師」の指名をやめることや別の薬剤師に変更することは可能です。
変更する場合は、その旨を新旧の「かかりつけ薬剤師」にお申し出ください。
なお、「かかりつけ薬剤師」の指定は「月単位」となっており、同月内での変更はできませんので、新しい「かかりつけ薬剤師」によるサポートの開始は翌月以降からとなります。
「かかりつけ薬剤師」になるための要件は以下の通りです。
1. 薬局勤務経験が3年以上
2. 勤務先の薬局に週20時間以上勤務
3. 勤務先の薬局に1年以上在籍
4. 薬剤師認定制度認証機構が認証している研修認定薬剤師の取得
5. 医療に関わる地域活動への参加(学校薬剤師、休日夜間診療所での勤務など)
複数の「かかりつけ薬剤師」を持つことはできません。
ただし、別の薬局でお薬の調剤をしてもらうことは可能です。